新千里東町団地｜兒玉さん

離島の炭鉱を研究しています。詳しい先生がいたので関西大学に留学しました。生まれ育った東京郊外以外の地域に住むことで新たな価値観や感覚を獲得したいということも大阪に来た理由の一つです。

大阪北部に住むならば大阪万博の影響があったところに住んでみたかったのです。それにもともと団地が好きだったということもあります。

千里中央に住みたかったのもありますが、URライトが北千里、南千里にはなかったということも理由です。3年しか住めないけどその分家賃が安いURライトは短期留学に都合よかったのです。

ここから自転車で山田駅まで行き、そこから阪急千里線で関大前まで行きます。トータルで30分くらいです。

行ったことはありますが千里山があるので辛いです。それでも30～40分です。

生活に必要なものは大抵、千里中央で手に入ります。

百均もありますし無印、ユニクロ、GUなど全国チェーンのお店がそろっているので関東と変わらず同じものが手に入るのはありがたいです。おかげで新天地での生活を始めるハードルは低かったです。

お店の数の多さは特筆すべきものがあります。が、学生視点では吉野家やすき家のように急いでいるときにパッと食べられる安いお店が少ないのは残念です。

またコロナ禍のせいか早く店が閉まります。居酒屋的なものが少ないのでナイトライフを楽しめるところは少ない印象です。

たしかに親子連れが多いです。子供も多い。はじめて訪れたときはこんなに若い人が多い町なんだと驚きました。ここは住みやすいいい街だと思いました。

梅田、なんば、天王寺に御堂筋線一本で行けるので、古本やCDを買いに行きやすいのはうれしいです。しかも始発なので絶対座れる（2021年現在）。関東との行き来も便利で、東京駅から3時間以内に家に戻れます。

自分的には万博記念公園が近いのもメリットです。民博やエキスポシティが頻繁に行ける距離にあるのもいい。住みながら万博のころの生活に思いをはせられる環境を楽しんでいます。

快適です。毎日緑が見えて、虫の声が季節によって変わっていい。幸せだなあと思います。

古いままかと思っていましたが、白く塗り替えられていてリノベーションされていました。畳が残されているのもいいです。悪いところが思いつきません。

窓は10センチ程度しか開きませんし白くてきれいな分、カビが心配でした。対策として壁の水滴を雑巾でふき取り、風呂に入っているとき以外は窓は開けっ放しにしています。これでカビなく済んでいます。

道路の音は気になりません。掘割も防音壁もありますし、窓が道路側に向いていないということもあるのかもしれません。モノレールの音は聞こえます。むしろ夏の朝の虫の声がすごいです。窓を閉めても聞こえます。

学生がいるかどうかわかりません。自分が住んでいるのは単身棟なのですが主に中高年が住んでいる印象です。

ないですね。自分が音楽を掛けるので響いていないか心配になったりします。

私の棟はそれほど積極的な交流はなく、少し残念でした。団地としてはルールが厳しいということはなく、自治会への勧誘もありませんでした。気ままに自分のペースで暮らせるという点でも、いい場所ではあります。

湿気とりはいっぱいあった方がいいです。押し入れの中に布団を仕舞うときはすのこを敷くなど対策をした方が良さそうです。私はベッドではなく布団を毎回敷いていたので。

他には、季節に応じて襖を外したり壁にしたりして、温度調節をしやくすくするのが快適で、気分転換になります。

洗濯機の台（洗濯機パン）が必要です。私は入居時にもらえました。最初から用意されている部屋もあるようです。コンロ台の高さ、サイズ、ガス栓の径などは購入前にちゃんと調べておくとよいと思います。

千里中央はいい意味で町は新しく、現代的な快適さと懐かしさが共存している街です。そこに建つ新千里東町団地は団地の中でもハードルが低い。私が住んでいた棟は単身や二人暮らしの方におすすめの間取りや面積だったりします。私と同世代の20代にも住んでほしいと思います。生活はゆとりあふれ、駅も近く、出かける場所がある。全てを堪能できる団地です。