高度成長期の団地には室内に洗濯置き場がありませんでした。かつてはベランダに置いていたのでしょうが故障の原因になるため現代では室内に設けるのがマストでしょう。ではリノベーションする場合どこにどのように設ければよいのでしょう。

洗濯機置き場には(1)洗濯機が置けるスペース(2)水栓(3)排水口の三つが揃っていなければなりません。最も困るのが(3)の排水口です。既存の排水管に近くないとうまく排水できませんし、大量に水を流すためそれなりの太さがある必要もあります。その条件を満たすの2か所です。
一つ目は洗面所です。洗面器用の水栓と排水管を利用すればよく、洗濯機を置く広さがあれば設けることができます。使い勝手的にもここがベストでしょう。
二つ目はキッチンです。こちらもキッチン用の水栓と排水管を利用することができます。冷蔵庫など他の家電もありますのでレイアウトはやや難しいです。また、脱衣室から洗濯物を持ってこなければなりませんが料理など他の家事と同時にできるのでこれはこれで便利です。