『団地図解: 地形・造成・ランドスケープ・住棟・間取りから読み解く設計思考』出版

かねてより執筆を進めておりました団地の本が10月に学芸出版社から出版されます。

『団地図解: 地形・造成・ランドスケープ・住棟・間取りから読み解く設計思考』

団地の設計について様々な事例や公団OBへのインタビューから
その設計の妙を読み解く内容です。
書店に並ぶのは10月5日の予定ですが
amazonなどにて予約はスタートしています。

建築業界の人向けの団地入門編、団地愛好家向けの上級者編といったところです。
関東、関西で出版記念イベントも企画中。
詳細決まりましたらお知らせします。

『団地図解: 地形・造成・ランドスケープ・住棟・間取りから読み解く設計思考』
内容紹介
団地はどれも同じ…だなんて大間違い。
地形を生かしたランドスケープ、コミュニティに配慮しつつ変化に富む住棟配置、快適さを求め考案された間取りの数々。
目を凝らせば、造成から植木一本まで連続した設計思考が行き届き、長い年月をかけ育まれた豊かな住空間に気づくはず。
あなたも知らない団地の読み解き方、教えます。

[目次]

はじめに|ぼくらが団地にひかれる理由―建築・都市計画・土木・ランドスケープを横断する住空間

1章|団地フィールドワーク―現地で見つける団地の計画・設計のツボ
1.1 千里ニュータウン編
1.2 金沢シーサイドタウン編

2章|団地解剖―空間の読み解き方
2.1 地形―団地が“置かれた”場所
2.2 造成―標準・制約・束縛をいかに越えるか?
2.3 配置/ランドスケープ―中間領域の豊かさ
2.4 住棟―状況を解決する“箱”
2.5 間取り―工法からコミュニティまでを包み込む標準設計
2.6 間取り選
・【折図】団地巻き物「団地設計思想 昭和30→43」
|column1|団地と子ども

3章|団地7選:知られざる設計思考の探求
3.1 千里青山台団地―高原のような団地を生んだ包括的な設計プロセス
3.2 千里津雲台団地―溶け出す造成と揺らめく南面平行配置が生む景観と共有スペース
3.3 千里高野台住宅―緩やかな谷に生み出された公-私の連続性
3.4 新千里東町団地(公団)―囲むこと/広げること・公団配置計画の集大成
3.5 高座台団地・高森台団地―尾根・谷が生み出す“骨太”な計画
3.6 鈴が峰第2住宅―地形から間取りまで総動員で獲得した眺望
3.7 並木1丁目・2丁目団地―平坦で自由な土地に築かれた建築家たちの団地設計思考
3.8 7団地から読み解く設計思考
・7団地を通して眺めてみると
・団地の設計思考を読むキーワード
・団地MAP
|column2|団地と少年

4章|団地への証言
4.1 INTERVIEW:中田雅資さんに訊く 土木仕事から建築設計まで。「団地係」という仕事
4.2 団地年表
|column3|団地と大人

おわりに|団地の設計思考が語りかけること
著者について
篠沢 健太(シノザワ ケンタ)
工学院大学建築学部まちづくり学科教授。
東京大学農学部、工学部、関西大学環境都市工学部非常勤講師。
1967年生まれ。
1995年東京大学大学院農学系研究科農業生物専攻博士課程修了。
A.U.R.建築都市研究コンサルタント非常勤研究員、大阪芸術大学芸術学部環境デザイン学科准教授を経て現職。

吉永 健一(ヨシナガ ケンイチ)
吉永建築デザインスタジオ、団地不動産代表。
1967年生まれ。
1993年東京工業大学建築学科大学院修士課程修了。
長谷川逸子・建築計画工房勤務などを経て吉永建築デザインスタジオ一級建築士事務所設立。
団地の不動産仲介や団地の魅力を伝える活動も行う。
団地専門不動産『団地不動産』、UR都市機構チャンネル『団地ぶらぶら』企画出演ほか。